俳句から学べます
こんにちは、ハッピーカムカムの大前です。
当結婚相談所では、アドバイザーの質を向上するため
臨床心理、および、言語学など、多方面の協力のもと、
研修を強化中です。
恋愛相談というのは、非常にナイーブな心を扱うという意味で、
高度なコミュニケーション能力を重要とすると思います。
先日の研修では、「日本語」の勉強。
学生時代に覚えた俳句や助詞助動詞などが勢ぞろいだった
わけですが、
大人になった今同じ講義を受けても、感じるもの異なったりします。
日本文化の再確認
なかでもなるほどなぁ~と思ったのは、言語も文化風習の一つで、
今更ながら、日本語を学ぶと
日本文化の誇れる点が再確認でき、
自分が日本人でいることが誇りに感じます。
俳句の「切れ字」を覚えていますでしょうか?
「けり」、「や」などの感嘆を表す言葉ですが、
松尾芭蕉が「切れ字」を体系化し、
芭蕉の「切れ字」の使い方が大変素晴らしいと思います。
例えば
松尾芭蕉の
『古池や蛙飛び込む水の音』
という俳句ー。
これを仮に「古池に」とした場合、
「蛙飛び込む水の音」に直線的に連結するため、
そこで表現されるのは「水の音」でしかありません。
それに対し、「古池や」の「や」を利かすことにより、
強く「古池」の感じを押し出しておいて、後に空間を設けて
余情を感じさせ、「古池や」の暗示する静寂「水の音」との動。
静と動の世界が、「や」によってものの見事に結合され昇華する。。
俳句の世界
日本は、古くから、その狭い土地を活かし、庭園と山を同化
させたりなど、空間を見事なまでに表現してきたと思います。
それは、日本語にも見受けられ、
俳句という限られた文字数の中に、
「どれだけの世界観を含めることができるのか?」
そういう一つの限られた言葉を丁寧にこだわることができるか?
日本独特の
「儚さという美学」にも繋がり、
それは、公私問わず
「コミュニケーション」にも通じるものがあるのかもしれませんね。
今や、携帯で想いを伝える手段もありますが、
限られた文字数で
「どれだけの人間性という奥行きを含めることができ、
相手と想いを伝えあえることができるか?」
深いなあと改めて考えさせれた次第です。
<サイト近日リニューアル>
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