「LINE」疲れ
こんにちは、ハッピーカムカムの大前です。
「もうLINE疲れました」
最近こんな声を多くききます。
結婚相談所では、原則交際にいたった場合
LINEでの連絡先交換を積極的に
推奨しません。
昔ながらの、電話かメールでの
ファーストコンタクトをとるのが
主流です。
それは、あまりにLINEが
便利さゆえ、誤解をまねきやすく
依存症になりやすい
アプリケーションだからです。
LINEは最初は確かに、
件名をいれることなく
チャットのように会話ができる
“便利さ”、LINE同士であれば
通話料無料となる
“コスト”を考えると、やめられなくなる
アプリケーションかもしれません。
しかし、この“便利さ”ゆえに
誤解をまねくことも非常に多いのです。
そのあえて誤解をまねきやすいものを
あえて推奨はしません。
LINEで起こりやすい問題
では、LINEでおこりやすい問題点を
列挙してみます。
1)既読スルーによる不安感の増加
かつては、メールで開封通知というのが
ありました。
しかし、今やこの役割をしているのが
LINEの「既読」したかどうか
伝える機能です。
これにより、「既読」なのにスルー
したか相手にわかってしまう。
この機能いりますかね?(;^_^A
簡単に他人をオンラインで
「無視」することもでき、
もしくは「無視された」と誤解を
招きやすい。
会話をすることなく
交際を終了したいという想いを
伝えることもなく
相手を無言の圧力で断ることも
可能になりました。
この既読スルーにより
人を不安にさせる力は
メール以上になってしまったわけです。
2)スタンプによる誤解
自分の気持ちのイメージを伝える
スタンプ。
この手軽な“イメージコミュニケーション”
により、
文字をうつことなく“手軽な”スタンプだけで
会話する小学生から大人の増加。
部下が上司に、
了解しました。
申し訳ありません。
と謝罪でさえ、スタンプですます
会社も増え
家族内で1つ屋根の下で会話を
せず、LINEで会話する家庭も増加。
また、自分のテンションが低い時に
ハイテンションスタンプがおくられて
くることで
“テンションの違い”
“イメージのすれ違い”
で人間関係にひびがはいりやすい。
そこで、スタンプが苦手な人は
これをどう返してよいのか困惑する
ため
“スタンプスルー”するわけです。
便利なのに、何がいけないの?
という方に質問です。
では、それだけ対面の会話よりも
コミュニケーションに人一倍自信が
ありますか?
利用するなら、フォローする
配慮がありますか?
日本ではコミュニケーションや
表現力が必須科目で義務教育
にありません。
ですので、皆さんたたきあげで
“感覚”でコミュニケーションを学んで
いくのだと思います。
しかし、LINE依存により失う力を
考えたことは同時にありますか?
1)“気遣い”や“配慮”
2)温度がわからなくなる
3)想像力
4)他人との距離感や節度
このような、
それこそ大事な“感覚”
がどんどんマヒしていくわけです。
簡略しないでひと手間かけることに愛を感じる
会員様でも、交際の決め手は
この
“ひと手間かける”
ことにあったりします。
例えば、大事なときには直筆のメッセージを
添えてプレゼントを渡す。
また、直接自分の想いを伝える。
プレゼントだけ贈られ、チャットで
「お誕生日おめでとう」
とくるのと、どちらが愛を感じますか?
間違いなく、直筆や対面ではないでしょうか??
日本人は、特に培った文化が欧米と違います。
繊細な感性は日本人ならではで、
コミュニケーションの表現も、欧米とは違って
当然だと思います。
それを、輸入してそのまま日本人が一体
どこまで使いこなせるのか?
私はとても疑問に感じます・・・。
不毛なトラブルを避ける
弊社では会社間でもLINEを
使用しません。
結局、上が承認していれば部下は
LINEはよくて、なぜスタンプで報告したら
NGなのかきっと理解できないと思うのです・・・。
ひとたび、利用したら一種の無法地帯で
あることを覚悟して、それが嫌であれば
最初から利用しなければ、
このような不毛なトラブルを避けることが
できると思います。
ですので、交際相手とも
節度や配慮をもって利用する自信が
ない。
既読スルーされたら不安になるので
あれば
“積極的に活用していない”
ということで最初から選択を減らせば
相手とできる範囲の環境の中で
コミュニケーションをとることは可能です。
実際私も別にLINEを活用しなくても
特に困っていません。
何より私自身が
大切な人ほど軽く扱いたくないし
不安や誤解をまねきたくないので
フォローできる範囲でしか
アプリケーションは利用しません。
また、ステイタスある人ほど
信頼関係を築いて
いないうちにすぐLINE交換する方を
“軽い人” “簡素化する人”
と認識しやすい傾向があります。
LINEコミュニケーションが当たり前
という方には
時代錯誤
といわれそうですが・・・
それによる不安やいじめなどの
トラブルのほうが
聞いていても多い気がします・・・。
アプリケーションに人間の心が
支配されていない時代を生きてきた私には
アプリケーションの感動というのは
“一過性”
持続力ある感動って
アナログにかなわないと思うのですよね・・・。
少しアプリケーションに悩んでいらっしゃる方は
ツールとの関わり方を再考してみるといいかも
しれませんね
コメント