一般的に、結婚といえばすてきなお相手とめぐり合い、恋愛したうえで結婚するものと考えている方が多いのではないでしょうか。ですが、結婚には恋愛が必須と考えてしまうと、婚期を逃してしまう可能性があります。
一方で「恋愛感情がないまま結婚しても大丈夫か」と、不安を感じる方もいるはずです。そこで、結婚に恋愛感情は必要なのかについて解説していきます。
【結論】結婚に恋愛感情は絶対必要ではない
結婚するにあたり、必ずしも恋愛感情が必要になるとは言えません。例えば、ルームシェアの延長のような形で、一緒に心地よい人、信頼できる人と結婚するといった選択肢もあります。
この際、恋愛感情がなかったとしてもお互いを大切にできて幸せを感じられるのであれば、理想的な結婚生活に近づくはずです。
恋愛感情ばかりを重視してしまうと、何かのきっかけでその感情が薄れたとき、急に冷めてしまう可能性もゼロではありません。
付き合っていた頃はお互いに恋愛感情を持っていたとしても、結婚生活を始めたら相手の悪いところや嫌なところが見えてきてしまうこともあります。
結婚相手に何を求めるかは人それぞれではありますが、恋愛感情がない相手と結婚して幸せになっている方は多いです。
結婚に恋愛感情が必須ではない理由
なぜ結婚に恋愛感情が必須ではないのかについて深掘りしていきます。代表的な理由は、以下の3つです。
- 恋愛感情がなければ冷めるリスクも少ない
- 恋愛感情がなくても大切な人になる
- 尽くされるほうが幸せになれる
それぞれ解説します。
1.恋愛感情がなければ冷めるリスクも少ない
恋愛結婚をする場合のリスクとして、将来的に感情が冷めた時の問題が挙げられます。付き合い始めはお互いに感情が高ぶっていることが多いですが、何度かデートを重ねるうちに徐々に気持ちも落ち着いていくはずです。
結婚するとなれば毎日一緒にいることになるので、さらに気持ちも落ち着いていきます。
恋愛感情だけを重視して結婚を決めてしまった場合、あとから細かい部分での生活の不一致や不満が出てくることも多いです。
ですが、恋愛感情ではなく、お相手との相性や居心地の良さなどを重視して結婚を決められれば、そういった心配もありません。
2.恋愛感情がなくても大切な人になる
友情や家族愛といったものもあり、人を大切に感じるのに恋愛感情は必須ではありません。たとえ恋愛感情がなかったとしても、自分に合ったパートナーを選べれば、大切な人になっていきます。大切な人と日々過ごせるのであれば、幸せになれるはずです。
3.尽くされるほうが幸せになれる
自分から相手に対する恋愛感情がなくても、相手からは恋愛感情を寄せてもらえることがあります。こういったケースでは、尽くすより尽くされる形になるので、幸せを感じやすいです。
恋愛感情なしで結婚する際に気を付けたいポイント
恋愛感情なしで結婚しても幸せになれると言っても、どのようなお相手でも良いわけではありません。特に、以下の7点については必ず確認しておくことをおすすめします。
- 価値観や安心感は大切
- 誠実さや嫌悪感の有無もみる
- 金銭感覚や食の好みは重要
- いざというときに頼れる関係性かどうか
- 共同生活ができるかどうか
- 将来のライフスタイルについても確認
- 恋愛感情に関係無く人として大切にできるか
これらについて、気をつけたいポイントを解説します。
1.価値観や安心感は大切
価値観が合う相手を選ぶことは非常に重要です。離婚している方の多くが、離婚の原因として性格の不一致を挙げています。
価値観側や性格が合わず、一緒にいて安心感が得られないような相手との共同生活はストレスでしかありません。反対に、自分と同じような価値観を持っていれば頻繁にストレスを感じたり、激しく衝突したりする心配もなくなります。
そのため、価値観が合う人、一緒にいて安心できる人を選ぶことはとても重要です。
2.誠実さや嫌悪感の有無もみる
誠実さに欠ける相手は信頼も信用もできません。自分に対し、誠実に向き合ってくれる人を選ぶことが重要です。
また、嫌悪感を抱くような相手は、結婚後にそれが大きくなってしまう可能性があります。結婚相手として選ぶのはおすすめできません。
3.金銭感覚や食の好みは重要
結婚すれば二人でお金のことについて考えなければなりませんし、食事についても同じようなものを食べることになります。そのため、金銭感覚と食の好みが似ているかはとても重要なポイントです。
金銭感覚がずれていればお互いのお金の使い方に不満を感じてしまいます。
「自分では絶対に購入しないような高額のものを相談もなく購入された」「倹約家すぎて何も購入させてもらえない」といった価値観の違いによる不満を感じている方もいます。
また、食の好みが異なるとどちらかが相手の好き嫌いに合わせなければならないことも多いです。味つけの好みが大きく異なるような場合、手料理についても一方が不満を感じやすくなります。
4.いざというときに頼れる関係性かどうか
何かあったときに頼れる存在であれば、とても心強いです。恋愛感情はなし、頼りにもならないといったお相手は結婚相手として向いていません。
5.共同生活ができるかどうか
一瞬に生活していくことをイメージした際、どのように感じるかもよく考える必要があります。ストレスに感じないか、日々楽しく過ごせそうか考えてみてください。
可能であれば、一度同棲して過ごしてみるとわかりやすいです。一緒に生活しなければ見えてこない部分もたくさんあります。
6.将来のライフスタイルについても確認
将来的に今とはライフスタイルが変わっていく可能性があります。
子どもが生まれた、転職した、引越したなど、何らかの理由でライフスタイルを変わってからも一緒にいて幸せを感じられるか、違和感がないかイメージしてみることが重要です。
7.恋愛感情に関係無く人として大切にできるか
結婚相手にどれだけ恋愛感情を寄せられるかよりも、どれだけ大切にできるかを考えてみることをおすすめします。
恋愛感情がなくても「自分のことを大事にしてくれる」「寄り添ってくれる」「一緒にいて楽しい」など、相手を大切に感じられるポイントはたくさんあります。
例えば「恋愛感情はないけれど、この人と結婚すれば楽ができそう」といったメリットのみを重視して大切にできないような相手を選んでしまうと、相手から不満を持たれてしまう可能性も高いです。
お相手は慎重に見極めることが大切
恋愛感情がない相手との結婚について紹介しました。恋愛感情がある方と結婚しても必ずしもうまくいくとは限らないのと同様に、恋愛感情がない方との結婚もうまくいくかどうかは自分とお相手次第です。
結婚相手を決める際には、他にもいろいろなことを重視しなければなりません。
できるだけ自分の理想に近い方と出会いたいと考えているのであれば、結婚相談所で経験豊富なアドバイザーに相談してみてはいかがでしょうか。
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