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結婚をためらう女性に「理想が高い」と言う前に、その後の暮らしを少し想像してみてほしいと思います。
今は、女性も仕事を持ち、自分の収入で生活できる時代です。
そんな中で結婚を考えたとき、女性が見ているのは「結婚できるかどうか」だけではありません。
「この人と結婚したら、今より幸せになれるだろうか」
ここを、とても現実的に見ています。
結婚後も仕事は続ける。
けれど、料理や洗濯、掃除などの家事は自分が中心。
子どもが生まれれば、保育園の送り迎えや学校行事、病院への付き添いも増えていく。
子どもが熱を出したら、「今日はどちらが仕事を休む?」ではなく、最初から自分が休む前提になっている。
仕事から帰れば、そこから夕食の準備をして、洗濯物を片づけ、翌日の準備をする。
一方で夫は、仕事から帰ってきたら「今日のご飯は何?」。
もし結婚後の生活がそんな毎日になるとしたら、結婚に慎重になるのは本当に「理想が高い」からでしょうか?
私は、そうではないと思います。
むしろ、自分の人生や仕事を大切にしているからこそ、結婚後の暮らしまで現実的に考えているのではないでしょうか。
共働きは「収入だけ二人分」ではありません
共働きというと、
「二人とも働けば、世帯収入が増える」
という部分に目が向きがちです。
もちろん、それも大きなメリットです。
しかし、二人で収入を得るのであれば、家庭を回していく責任も二人で持つ必要があります。
料理、洗濯、掃除、買い物、ゴミ出し。
さらに子どもが生まれれば、育児や送迎、学校行事、病院、習い事など、目に見える家事以外にもやることは一気に増えていきます。
そこで男性からよく聞くのが、
「言ってくれれば手伝います」
という言葉です。
優しさから出ている言葉だと思います。
ただ、「言ってくれれば」ということは、
「何をしなければならないのかを把握する」
「誰がやるのかを考える」
「相手にお願いする」
という家庭を管理する役割は、もう一方に残ったままです。
家事は、頼まれたことをこなすだけではありません。
冷蔵庫の中を見て「そろそろ牛乳がないな」と気づくこと。
洗剤がなくなる前に買っておくこと。
子どもの学校から届いたプリントを確認すること。
こうした小さな「気づく・考える・段取りする」ことも含めて、家庭を回す仕事なのです。
だからこそ、これからの結婚では「家事を手伝う」という感覚より、
「二人の生活なのだから、二人で回していく」
という意識のほうが大切なのだと思います。
一人で生きられる女性が、それでも結婚したいと思う相手
今は、一人でも暮らしていける女性が増えています。
仕事があり、自分で生活費を稼ぎ、休日には友人と出かけたり、趣味を楽しんだり、一人の時間を充実させたりすることもできます。
だからこそ、結婚すること自体がゴールではなくなりました。
一人でもそれなりに幸せに暮らせる。
それでも、
「この人となら二人で生きていきたい」
と思えるかどうか。
そこが大切になっています。
一人で抱えていたことを二人で考えられる。
疲れている日は「今日は自分がやるよ」と自然に言ってくれる。
どちらかが大変なときには、もう一人が少し多めに背負う。
そして反対に、自分にも余裕があるときには相手を支える。
きっちり50対50で分けるということではありません。
二人で100になるように、そのとき余裕のあるほうが補い合える関係。
そんな関係であれば、結婚によって負担が増えるのではなく、一人で生きていたときより安心が増えていきます。
婚活で女性が結婚相手に求めているものは、年収や学歴、身長といった条件だけではありません。
「この人と暮らしたら、自分ばかりが頑張ることにならないだろうか」
「困ったとき、一緒に考えてくれる人だろうか」
「仕事も家庭も、お互いに大切にできるだろうか」
そんなところまで見ています。
ですから、結婚に慎重な女性を見て、
「理想が高い」
「条件が多い」
「もっと妥協したほうがいい」
と片づける前に、男性側も一度、結婚後の暮らしを具体的に想像してみてほしいと思います。
そして女性側も、「全部やってくれる男性」を探す必要はありません。
大切なのは、完璧な家事能力ではなく、
二人の生活を自分事として考えられる人かどうか。
一人でも生きていける時代だからこそ、結婚する意味は「生活できること」から変わってきています。
結婚という肩書きを手に入れることよりも、
二人でいることで負担が少し軽くなり、安心や楽しさが増えていくこと。
そんな相手と出会えたとき、
「一人でも生きていけるけれど、この人とは一緒に生きていきたい」
と思えるのではないでしょうか。
「結婚したい気持ちはあるけれど、今の生活より大変になるのは不安」
そんなふうに感じて、婚活や結婚に一歩踏み出せずにいる方もいらっしゃると思います。
大切なのは、無理に条件を下げたり、結婚するために自分ばかりが我慢したりすることではありません。
どんな相手なら、お互いに支え合いながら心地よく暮らしていけるのか。
どんな結婚生活なら、「一人より二人でよかった」と思えるのか。
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