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婚活中の男性から、
「会話で女性を楽しませる自信がありません」
「沈黙になったらどうしようと思って、ずっと話してしまいます」
「女性を楽しませられる男性のほうがモテますよね?」
そんなご相談をいただくことがあります。
お相手に楽しい時間を過ごしてほしいと思う気持ちは、とても大切です。
ただ、その真面目さゆえに「自分が女性を楽しませなければ」と頑張りすぎてしまっている男性も少なくありません。
でも、少し肩の力を抜いてみてください。
女性は、お笑いライブを観に来ているわけではありません(笑)。
デートで女性が知りたいのは、
「この人は面白い人か」
ということ以上に、
「この人と一緒にいると、私は自然でいられるか」
ということなのです。
■「会話を続けなければ」が面接のようになってしまう
会話が途切れることを怖がる男性ほど、事前にたくさんの質問を用意していることがあります。
「旅行は好きですか?」
「趣味は何ですか?」
「好きな食べ物は?」
「休日は何をしていますか?」
「お仕事は忙しいですか?」
一見すると、きちんと女性に興味を持って質問しているように見えます。
ところが、
「旅行は好きです」
「そうなんですね。趣味は何ですか?」
「料理が好きです」
「へえ、そうなんですね。休日は何をしていますか?」
と次々に話題が変わっていくと、女性側はだんだん疲れてしまいます。
会話は途切れていないのに、なぜか距離が縮まらない。
これは、女性が答えるたびに「次の問題」が出されるような状態になっているからです。
お見合いや初回デートでよく聞く、
「悪い人ではなかったけれど、面接みたいでした」
という感想は、まさにこのパターンです。
大切なのは、質問の数ではありません。
一つの話題を二人で少しずつ広げていくことです。
■一つの言葉を拾うだけで、会話は変わります
たとえば女性が、
「最近、パン作りを始めたんです」
と話したとします。
そこで、
「どんなパンを作るんですか?」
と聞くのももちろん良いでしょう。
ただ、その答えを聞いたら、すぐ次の話題へ行かず、もう少しその話の中にいてみてください。
「始めたきっかけは何だったんですか?」
「最初からうまく焼けました?」
「焼きたてのパンの香りって幸せですよね。僕は完全に食べる専門ですが(笑)」
そんなふうに相手の話に興味を持ち、自分の感想や経験も少し返してみる。
すると、
質問→回答→質問→回答
だった会話が、
相手の話→共感→自分の話→また相手の話
というキャッチボールに変わっていきます。
これが「二人の会話」です。
話題を10個用意するより、一つの話題で二人が笑えたほうが、ずっと印象に残ります。
■「楽しませる」より「一緒に楽しむ」
婚活では、真面目で責任感のある男性ほど、
「自分がリードしなくてはいけない」
「良いお店を選ばなくてはいけない」
「会話を盛り上げなくてはいけない」
と考えがちです。
好意が強くなるほど、「失敗したくない」という気持ちも出てくるでしょう。
すると、デートがいつの間にか“仕事”のようになってしまいます。
お店を予約して、時間を管理して、話題を用意して、女性を笑わせて、次のデートにつなげる。
もちろん段取りや気遣いは大切です。
でも、女性が結婚相手を探すときに見ているのは、完璧なデートをプロデュースできる能力だけではありません。
結婚したら、毎週高級レストランへ行くわけでも、毎日面白い話をするわけでもありません。
何でもない夕食を一緒に食べたり、買い物へ行ったり、テレビを観たり、疲れてあまり話さない日もあります。
だからこそ女性は、デートを通して、
「この人と普通の日常を過ごしたら、どんな感じなんだろう?」
ということも見ています。
そこで必要なのは、「楽しませる力」よりも「一緒に楽しめる力」なのです。
■男性が楽しんでいることも、女性は知りたい
そして、もう一つ大切なのが、自分の気持ちを伝えることです。
女性を楽しませることばかり考えていると、
「相手は楽しそうだけど、この人自身はどう思っているんだろう?」
と女性が分からなくなってしまうことがあります。
そんなときは、難しい言葉はいりません。
「僕も楽しいです」
「その話、もっと聞きたいです」
「それ面白いですね」
「なんだか時間が早いですね」
「今日お会いできて良かったです」
こんな一言で十分です。
男性自身が楽しんでいることが分かると、女性も安心します。
「楽しませてもらっている」という接待のような感覚ではなく、
「この人も私と一緒にいる時間を楽しんでくれているんだ」
と感じられるからです。
そして、それは女性にとって「自分を受け入れてもらえている」という安心感にもつながります。
■これは女性側にも同じことが言えます
もちろん、これは男性だけの話ではありません。
婚活では女性側も、
「男性がどんなお店を選んでくれるのか」
「どんな話をしてくれるのか」
「ちゃんとリードしてくれるのか」
と、知らず知らずのうちに“採点する側”になってしまうことがあります。
でも、デートは男性一人で作るものではありません。
美味しかったら、
「ここ、美味しいですね!」
お店を探してくれたら、
「選んでくださってありがとうございます」
面白い話をしてくれたら、素直に笑う。
そして自分からも質問してみる。
こうした反応があるだけで、男性側の緊張もずいぶん和らぎます。
反応は、相手へのプレゼントです🎁
「楽しませてもらう」のではなく、お互いにその時間を楽しくしていく。
その感覚を持てる二人は、自然と距離も縮まりやすくなります。
■次のデートでは、一つだけ意識してみてください
次のデートでは、
「女性を楽しませよう」
を目標にしなくて大丈夫です。
代わりに、
「相手の話の中から、自分が本当に気になった言葉を一つ拾う」
ことを意識してみてください。
そして、
「それって、どういうところが楽しいんですか?」
「どうして始めようと思ったんですか?」
と少しだけ深く聞いてみる。
そのあとに、
「僕だったらこうかもしれません」
「それ、僕も好きです」
「僕はやったことがないので興味あります」
と、自分の感想を一つ返してみる。
それだけでも、会話の温度はかなり変わります。
沈黙が数秒あっても大丈夫です。
無理に埋めようとしなくても、一緒にメニューを見たり、料理を味わったり、景色を眺めたりする時間もデートの一部です。
■「自分らしくいられた」は、とても大切な相性のサイン
婚活で相性が見えるのは、用意した話題が全部うまくいったときとは限りません。
少し沈黙しても気まずくない。
くだらないことで一緒に笑える。
自分の話をしたら、相手が興味を持って聞いてくれる。
相手の話も、もっと聞いてみたいと思える。
そして帰り道に、
「今日は変に頑張らず、自分らしくいられたな」
と思える。
そんな感覚の中に、結婚生活につながる相性が隠れていることがあります。
婚活は、相手を楽しませるオーディションではありません。
そして、完璧な自分を見せる場所でもありません。
二人で話して、二人で笑って、少しずつ「この人といると心地いいな」を見つけていく時間です。
楽しませようとする優しさは、そのままで大丈夫。
その力を、
「女性を楽しませる」から「二人で楽しむ」へ。
少しだけ方向を変えてみてください。
きっと今までより、自然な会話が生まれてくると思います。
婚活の会話に悩んでいる方へ
「何を話せばいいのか分からない」
「お見合いでは話せるのに、なぜか次につながらない」
「デートでは頑張っているつもりなのに、距離が縮まらない」
そんなお悩みがある方は、もしかすると「会話が苦手」なのではなく、少し頑張る方向を変えるだけで印象が大きく変わるかもしれません。
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